私たち、Whywasteのグルーバルネットワークでは、食品廃棄物を最小限に抑えるために毎日努力なされている世界のパートナーストアと協力できることを誇りに思っており、彼らのサクセスストーリーを共有できることを嬉しく思っています。

Whywaste Japan シニアオフィサー 小川 訓昌

 今回、ご紹介するのは、北欧で最大の小売業者「Ica Supermarket」の導入事例です。サルトショーバデンの店舗では、2019年10月からWhywasteシステム「Semafor」と「Semafor Deli」を使用しており、驚くべき成果を上げています。僅か10カ月で10,658個の商品を救うことができ、これは約2.5トンの食品ロスを回避することになるとのことです。サルトショーバデン店の生鮮品担当セールスマネージャー、ジョナタン・セル氏にインタビューをさせていただきました。

導入の効果は?

 Whaywasteのソリューションを導入し、食品ロスを減らすための日々の活動を始めました。商品をチェックすることが日課となり、リスクのある商品にはすぐに対応できています。賞味期限が迫っている商品を見つけ出し、半額で販売することも容易になりました。導入する前は、残念ながら多くの商品が販売される前に期限切れになっていました。しかし、導入後は、食品ロスを確実に減らすことができています。

ICA サルトショーバデンにて、従業員のジョナタン氏とアルビン氏、そしてICA店長のペア・シェーグレン氏

店舗運営への影響は?

 私たちはWhywaste社のシステムに廃棄した情報を全て登録することで、店舗の食品ロスを把握しています。毎朝、どれだけの食品が無駄になったかのレポートをチェックすることもできます。これにより、どの分野にもっと力を入れるべきかを明確にすることができます。また、週ごと、月ごとのレポートを見ることができるので、進捗状況を把握することができ、時系列で食品ロスを測定するのに役立ちます。今では、従業員が食品ロスへの取り組みに積極的に参加しています。より多くの担当者がこれらの重要な日常業務に携われるようになりました。スタッフ達は、自分たちが関わることで、店舗での食品廃棄物を減らすことができることに純粋に興味を持っています。

導入はスムーズでしたか?

 初日から、システムの設定や開始に必要なデータの登録など、素晴らしいサポートを受けることができました。これが私たちにとっての転機であり、過去に利用しようとしていた類似のシステムではなく、実際にWhywasteのソリューションを利用し始めた最大の理由です。

Whywasteツールの最も優れた点は?

 Whywasteツールの最も優れた点は、優秀な日付チェックシステムであり、非常に使いやすいであることです。新入社員から経験豊富な従業員までの誰もが簡単にシステムを習得し、使用することができます。
 現在、私は全国の店舗で様々な役割を担っている30人の従業員と一緒に、Icaの店長研修を受けています。私は彼ら全員にWhywasteを勧めたいと思います。私は、Whywasteの日付チェックシステムは、競合他社に先駆けていると考えています。私は他の組織にWhywasteを推薦します。

賞味期限切れ間近の商品を安く販売する「冷蔵庫」に入る商品を検品するジョナタン

お客様からの反応は?

 私は、責任を持って環境問題に対する責任を全うすると同時に、お金を節約したいと考えている新しいお客様を獲得したと考えています。お客様からは、たくさんの好意的な反応をいただいています。その中でも一番多いのが、お店としての責任感についてです。以前は、「お店の商品が賞味期限切れだ」という苦情が寄せられることもありました。ある年配のお客様が「このソーセージは私より年上だ」と言ってソーセージを振り回しながら近づいてきたことを覚えています。(笑)冗談はさておき、今ではほとんどがポジティブなフィードバックをいただいています。賞味期限切れの商品を捨てるのではなく、売ることでお客様に感謝されています。